親から子供に教える 家庭学習の手順

教育 親が教える 勉強って

前回のおさらい

前回の勉強の仕方のお話では、勉強している段階の真ん中に位置する、「勉強がわかる」ということはどういうことなのかについて重点的にお話をしました。

その段階を皆さんに教える担当部門は、学校の授業ですよ、ということをお伝えしました。

学校の授業によって、自分がどこができない問題をしり、授業で学び、わかるようになりました。というお話をさせていただきました。多くの人がここで止まっているので成績が伸びないんだよとお伝えしました。

勉強ができるようになって成績を上げないといけないんだ、ではどうするのか?

その場合に超重要なこと、大切なことっていうのは、家での学習ですよ、塾での学習でもなければ、学校での学習でもないですよ。家庭での学習がポイントになるんだよとお話しました。

ひとえにそこしかありません。私が今後伝えていくこともそこなんです。そこへ持っていくためにどうしたらいいのか、そういったことを中心に語っていきたいなと思っています。

 

家庭学習の手順(勉強ができるようになるために)

その超重要な、大切な家庭学習の手順を、全科共通の知識なので、一つお話させていただきます。

 

一番目、問題集を解くとき、ノートに答えを書きましょう。

問題集に直接答えを記入して勉強している子がいます。これはお勧めしません。問題集用にノートを準備してそれに答えを書きましょう。

問題集やドリルに直接答えを書き込んでしまうと効率が非常に悪いんです。なぜなら、後でやり直すときに答えが見えてしまうじゃないですか、これはとても不便です。繰り返しますが、必ずノートを用意して、ノートに答えを書くことを習慣づけてください。

数学や理科の場合には、途中の計算式もノートにまずは書いてください。そうることで後でどの部分を間違えたのか、分数の通分で間違えたのかどうなのか、小数点の桁を間違えてしまったとか、そういった細かいところもチェックできるからです。

 

二番目としてはマル付けに関してです。

赤ペンで丸つけをします。問題を解き終わったら、赤ペンを用意してノートに丸つけをしてください。合っているところには〇を付けて、間違えた問題やできなかった問題には、正しい答えを赤で書き込みます。

そして印付をします。印付とは、できなかった問題に印をつけることです。

付けが終わりました。そしたらすぐに、問題集にノートじゃないですよ、問題集に印をつけてください。できなかった問題の問題番号に×をつけます。できた問題とできなかった問題の区別をするために印付けをします。

復習の時にこれはが非常に役に立ちます。

あまり勉強が得意にではない子にあることなんですが、1回目全部やりました。2回目全部やりました。3回目全部やりました。このように、2回目、3回目も全部解いてしまう勉強をしちゃいます。これ非常に効率が悪いんですね。

自分がもうできているところは、自信をもってできているところは、計算の途中式も合っているところは、もう二度とやらなくていいです。正直なところ、もうわかっているしできると判断できるからです。

ここで、間違えたところについてですが、もしこの段階でほとんどの問題が不正解だった場合、それは問題集の難易度がお子さんにあっていません。現状ではその問題集を使用するのは控えましょう。

基本問題中心の問題集に切り替えたり、単元問題を解いて不得意部分を減らすなど取り組む問題を選ぶかする。またはその単元ごとの理解度を上げてから、再度保留にした問題集に取り組むことになっていきます。

 

家庭学習ので大切なこと、三番目は、いよいよ家庭学習の理由にもなっているできるようになるための解説をしていきます。

それは〇付け後に間違えた問題を中心に解説を読むことです。間違えた問題については、解説を読んでできるようにしてからその日の学習を終えてることです。

〇付けをしました。間違えた問題に関して、問題集に印付けをしました。そしたら解答解説を読んで、自分の答えを見直します。どの部分で間違えたのか、どう考えれば解くことができたのかを解説を読んで確認します。ここで問題の解き方を理解します。

 

問題演習におけるできるかという段階にここがなるんですね。

もしここで解説を読んでも全然わからないっていう問題は、まだその問題を解く段階まできていないと判断し、その問題は今は飛ばしてください。やらなくて結構です。今後勉強が進んでいけば、必ずできるようになってきますので、今は飛ばしてください。

この場合は問題番号に、どんな印を付けるのか。全く分からないんですから?を付けてください。

そして問題の解き方を理解したら、次は問題をできるようにしていきます。

どういう風に行うかですが、解答解説を閉じて答えなどを見ずに、もう一度問題を解くことができるかどうかチャレンジ確認します。この場合に不安が残るならば、他の問題集を利用して、同じような問題、類題といわれる問題を解くようにします。たくさんの問題を解くに越したことはありません。

一つ一つの問題をできるようにしたら、その日の学習は終わりです。こうやって積み上げていくことで、少しずつ自信を育み、自信を上げていきましょう。

後日は、印をつけた問題ができるようなっているかを確認していくだけになります。

この後日とは、記憶が薄れた頃にもう一回というのがベストですが、最初は次の日には確認してみましょう。そこで解くことができれば、あなたの実力は確実に伸びている証拠です。自信を持ってください。

一方で2回目も間違えてしまった場合には、前回の勉強が不十分だったってことを意味します。もう一度解説を読んで、また類題をやるなどしてできるようにしてください。

それとまた再度2回目も間違えた時は、問題集にまた×ていう印をつけてください。これで、××と2回間違っているよという意味の印が付くことになります。

落ち込んでしまうところでもありますが、これが次のことに役立つのです。テスト前に見たら、私が苦手なのはこの計算だ、この問題だってことが分かるので非常に効率が良くなります。頑張りましょう。

ポイントとしてはそうですね、記憶が薄れた頃っていうのは、覚えるのが得意な子は一週間後ぐらいですかね。ちょっと覚えることが苦手って子は、もうそれこそ次の日ぐらいから始めてみたり、三日後とか調整してみて下さい。完全に忘れてしまっては意味がないので、覚えることが得意な子も苦手な子も、早目の取り組みをおすすめします。

 

今までの話をまとめると、

一番目、問題集の問題はノートに解く。二番目、〇付けをする。三番目、間違えた問題にチェックを付ける。この場合、私は×を推奨していますが、〇でチェックをするよう勧める先生もいらっしゃいます。現在〇で印を付けることを習っている子はそのままで構いません。これから初めて印付けする子は×を付けるようにしてみてください。私は×で印付けする方がわかりやすく感じます。どちらでも構いませんので、わかりやすい方を選んでください。4番目としてみると、解説を読んでできるようにすることです。5番目としては、後日どんどんくり返して解いていき、できる問題を増やしていくことになります。

どんどんどんどんできる問題を増やしてくようにして、自信をつけていって欲しいなと思います。

問題集を取り組む時に大切なことは、一つ一つの問題をわかるようにして、着実にできるようにするっていうことです。

大切な事は、早く先に進むことではありません。そうじゃなくって、毎日一つ一つ、1問1問できる問題を増やしていけばいいんです。

最初は本当に勉強ができなければ、その日に何十問ってたくさん勉強したとしても、たった一日ではやる気をなくしてしまうような結果しか生まれません。それよりもむしろ、たった一問だけでも、このような勉強のやり方でできるようになったなら、自信が生まれるよ。

その結果、どんどんどんどんこれからは問題を覚えていく、できることになっていくとので、心配することはありません。

以上、家庭学習の手順についてお話をしました。

 

もう一度だけ繰り返します。

問題を解くノートに問題の答えを書くんだよ。赤ペンで丸つけをしますよ。間違えた問題にバツの印とか自分なりに考えたものをつけてください。そしてできるようになってください。間違えた問題を出来るようになってください。どうやって??解説を読んで自分で勉強して出来るようになっていきます。そしてもう一度後日間違えた問題をやってください。そして、その日にでも1問でも多くできるようになっていて、あなたの自信をつけていって欲しいなと思います。

 

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