突然の入院でした。まさかまさかです。不安定狭心症。心筋梗塞の手前という感じです。
手首や鼠径部からカテーテルを使ってステントという金属を置く手術を受けることになったのです。
下記の流れで今回の入院に関して記します。
- 入院となる前までどんな感じで過ごしてたのか。
- かかりつけ医ではここまでしか。。。
- 不安なのは私だけではない。妻のほうが不安なんだよね。
- 大きな病院へ行ってみると。。。運がいい。
- そのまま入院!!
- 手術とその後(経過)
- 二回目の手術、そして退院
- 思いとお願い
入院となる前までどんな感じで過ごしてたのか??
まさか、まさか
息苦しい中で仕事をすること2週間以上、早朝の出勤時には胸痛がひどく、立ち止まること二度三度、を平均週4日以上過ごす。
昼間は息苦しさが少しになるので、多少の胸痛は感じるも、仕事を続けていました。
※今にして思えば馬鹿なことをしていたと思っています。よく死なずに生きていたなと思うからです。
かかりつけ医ではここまでしか。。。
しかし、さすがに不安。妻の付き添いでかかりつけの近所の病院へ行きました。血液検査等コレステロール値が高いことと血圧が高いこと。レントゲンにて胸はきれいで問題なし。
胸痛の原因解明は、大きな病院の循環器内科を受診しないとわからないとのことです。
※それ以上を詳しく調べるには大きな病院しか方法がないのです。例えば、24時間心電図にて計測するなど。。。
私は、コロちゃんの環境下のため大きな病院での再検査はしない結論を出しました。妻には「来週一週間頑張ってだめなら大きな病院に行くよ。」と伝えていたのです。
不安なのは私だけではない。妻のほうが不安!!
翌日、仕事は休みでした。目が覚めてしばらくすると、胸痛がありました。我慢できる程度の痛みです。なので平静を装っていたのですが、妻の目には「相当我慢している」ように見えたようです。
「お願いだから、かかりつけ医に紹介状をもらってすぐに大きな病院の検査を受けて」と懇願されました。
この言葉を聞いたとき、正直に言って、私もこれで心底にあった不安から目を背けることができなくなったのです。万が一病気だったとしても入院するなり何でもして治すしかないと思い、病院へ向かいました。
私は自分の不安に目を背けているだけでしたが、妻はそうではありません。様々なことを考えたでしょう。先を不安に思うこともあるし、入院となった場合の生活のことなどの目先のことまでを含めてすべてにおいて不安だったのだと思います。当然ですよね。
大きな病院へ行ってみると。。。運がいい。
紹介状を持っていたからなのでしょうか?一時間も二時間待たされることなく、診察室へ。
症状を一通り伝え、先生からの質問等に答えると、「2週間以上前から??本当に??」とあり、「まずは早急に検査です。」といわれ、血液検査、心電図など。
心電図検査では踏み台昇降をやりながら計測する方法でした。
私は検査の先生から言われるままに、言われた時間を継続するように頑張っていました。
一度目が終わり、二度目も頑張っていると、「大丈夫ですか?」と「大丈夫です。最後まで頑張ります。」と私。「本当に大丈夫ですか?」「正直きついです。」「すぐにやめてください!!!」「横になって計測します。」
こんなバカな私でした。
※検査をクリアすることに夢中なんですよね。ここまで来て無事だと信じたいんです。お恥ずかしい話です。
診察室へ戻ると、「出てますね。予想通りです。」「典型的な狭心症の症状、あなたの場合は不安定狭心症です。」「本当に運がいいです。今までもよかったんですよ。2週間以上も前からでしょ。本当に運がいい。」「即入院していただきますのでそのつもりで。」何かを私か妻が質問したのでしょう??先生は「家に帰って救急車で来るだけの時間は保証できません。」と言われたことを覚えています。
先生から入院してくださいと言われて
ぱぱ、背中が青くなってたよ(笑)
人って青くなるんだね...(笑)
そのまま入院!!
この後、当日の午後、私は、順次検査を行い、手術を受けました。
局所麻酔で行われるため起きて手術を最後まで把握できるのかと思いましたが、さすがに緊張が解けたのか、疲れていたのか、寝てしまったようです。手術が終わりのころに目が覚め、先生の「無事に終わりましたよ」という声をきくまで手術時間はわずかだったと感じています。
ですが、退院後、妻から聞いた話では検査から手術終わりまで、当初より遅く。トータル6時間程度待っていたそうです。
手術とその後(経過)
術後はICUにて二日半くらい過ごしました。体が動かせないつらさを初めて味わいました。
また、多くの様々な急患があり、医療関係者の方々の大変さを知り、感謝を覚えました。
ICUにいる時間が通常より長かったので、一般病棟の看護師さんが本来してくださるはずの病気に関する説明などをICUの看護師さんより受けました。
その後一般病棟へ。順調に回復し一般病棟へ移ってから二日後には点滴も不要になったかと記憶しています。
その後は、軽度のリハビリなどを行いました。
通常は多くの場合、この段階で退院できるのだそうです。医療技術の進歩ってすごいですね。
ですが、私の場合は、一度目の手術の際に別にも悪い箇所があり、その手術は術後1週間程度で行うとのことでした。これもびっくりです。
さらにびっくりなのが、次の手術の後は通常のペースでよいらしく。術後二日目の退院が可能とのことでした。
二回目の手術、そして退院
二回目の手術も局部麻酔です。今回は最初から最後まで起きていました。目がさえてしまい眠れなったという感じです。
手術がどんな感じで行われるものなのか、先生方がどのような会話をされるのか、そして芳しくない情報も聞こえてくるので、患者の私としては不安にも感じましたが、すでに先生にお任せしているのです。あがきようがありませんし、本当にお任せするのみです。
私の場合、緊張のせいなのか心臓全体が委縮するような性質を持っているため、血管のつまり具合といいますか、血管が細くなる、つまり病状が進行しているように見える???ようです。
そこからの手術スタート。なので初めから使用するものの変更等から始まりました(笑)
内心は大丈夫なのかな???でしたけどね。。。
無事に難しい位置にステントを置くことができ手術は終了です。
時間は聞いていた予定よりも一時間くらいでしょうか遅かったです。
正直非常に長く感じました。二時間はかからないといわれてたのですが。。。局部麻酔ですべてを知りながらは正直不安とともに長かったなというところです。2時間以上でした。
誤解しないでください。これは先生を信頼していないという話ではありません。
無事に二回目の手術終了ごは予定通り、術後二日目で私は退院することができました。
思いとお願い
お陰様で私は運よく助かりました。
でも万が一があったら私はこの世にいません。家族に別れの言葉も言えずにいなくなっていたかもしれないのです。
心臓でなくなるとはそういうことだといわれました。
健康な時は誰しもそれが当たり前となってしまい、健康を疑いもせずに、感謝の気持ちもありません。でも、体調を崩したときは感謝しています。
いいですか?
私のように心臓が原因などで命に係わる病の場合、万が一などがあっては、家族に思いを伝える時間なんて用意されていないのです。
だから、本当に皆さん!!早めに検査をしてください。手遅れの結末にだけはならないように。よろしくお願いしますよ。
助かった私は、運がいい。
だからこそ入院中に考えたことをしたい。家族に伝える時間が与えられた以上はそれを大切にすると決めた。
決して裕福ではないけれど、二人の娘にはこれからを生きていくための何かを伝えたい。
教育は一番お金がかからないもの。そして私が教えることができる数少ないことの一つ。
親から子へ伝えたいことを伝えていこうと始めたブログです。
私の体験、情報、知識等が皆様のお役にも立てると嬉しく思います(感謝)
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