勉強ってどうやっていくの?親から子供に教えましょう。伝えましょう。基本編。

教育 親が教える 勉強って

大切な家庭学習力とは?

家庭学習力とは、親の指導によって家庭での規則正しい生活を送り、そのうえで、宿題、予習、復習、自学自習などを計画的に行うことを言います。

一見、平等に見える教育であっても、その実は、家庭教育が充実しているかどうかによって、すでに差がついています。そのことを聞くのに、確認するのに、「お子様は家庭学習力がありますか?」と聞かれることがあるくらいなんですよ。

ですので、この辺りのことは、親御さんが理解していないと、子供に対する教育という点では、学校任せにしてしまうってことになるかもしれませんよ。

家庭学習力や自学自習という言葉は、非常に大切な言葉なので、何回も機会があれば、お伝えしていくつもりです。

 

勉強の仕方(基本的な話)

基本的な話として伝えていることが結構多い私ですが、正直基本的なことしかお伝え出来ないので致し方ないのです。基本的なことを繰り返し繰り返し何度も行うことが、かえって役に立つことが多いと思うのでよろしいのではないかと自分自身をフォローしています。

「うちの子はなかなか勉強しないんです。」という親御さんの声を聞くことが良くあります。

どうなんですかね?なかなか勉強しないことってよくあることだと私は思います。むしろ好き好んで自分から勉強する子って珍しいはずです。

勉強することに楽しみなどがあるわけですから。そういう子って珍しいのではないでしょうか?

なので、お子さんがなかなか勉強しないのは、普通ですよ。

私の娘たちは、そういう考えからすると異常なんです。自分から勉強しますから。けれど、私が、勉強を教え始めた頃は、自分から勉強するなんて正直なかったです。妻が私がいないときにかなり怒りながら、勉強をさせていた様です。

私はとにかく習慣化ができれば何でも大丈夫だと考えているので、勉強もスポーツもなんでも同じではないですかね?

サッカー、野球、テニスといったスポーツや合唱、吹奏楽などの音楽関係のことでも、やるかやらないかは気持ち一つのところです。そこが大切なことであると親御さんから子供へちゃんと気づかせてあげることができれば、勉強も同じだよ。気持ち一つだよと気がづくようにできると思います。

手始めに、一日20分程度の勉強から始めましょうよ。中学生であれば、50分は、最終的には一日に50分勉強することができれば、最初のゴールとしてはちょうどいいです。どうしても中学生だけど勉強しないというのであれば、何とか20分、25分は取りくんでくれる習慣がつくといいです。そこがスタート地点と考えましょう。

 

次にどうやって勉強するのかですが、

まずは、ポイントをずらさないことです。勉強のポイントがずれると、実は、勉強してもしなくても同じくらいですし、勉強をしたとしても、今の成績と変わらないもしくは下がるとことになってしまいます。ここは特に注意が必要です。

 

何に注意をするのか?

考え方に注意する。しつこいように考え方が大事なんだと伝えていますが、

考え方に間違いがなければ、無駄な勉強をしなくて済みます。つまり、学習効率があがるんです。

ですから、努力量に応じて成績は順調に伸びるんです。その考え方って何かわかりますか。勉強ができる子たちは、それを考えなくてもわかっているんですが、勉強がなかなかできない子たちっていうのは、そこがわかっていないので説明が必要になります。

考え方、それは勉強とは何か?ということです。勉強とは何か、皆さんは言えますか?なかなか言える人はいないと思うので、答えを言っちゃいますね。

勉強とは、わからないものをわかるようにしてさらにできるようにすることです。繰り返しますね、勉強とは、わからないものをわかるようにしてさらにできるようにすることです。

本番でできるようにすることです。テストで点数を取ることです。ここがポイントです。当たり前のことを言っています。シュートの仕方はわかっても、ゴールできなければ意味がないんです。

わかりやすく形式上は、最初は自分が勉強がわからないから、勉強がわかるんだになって、勉強ができるになる、3段階を踏むようになっています。

ここに大きな落とし穴があります。うまく落ちるように絶妙に作られた落とし穴です。それが見事に、勉強のできない子やわからない子を増やしているのです。

その落とし穴とは、勉強がわかる!!で終わらせてしまう、終わってしまうということです。この錯覚減少ともいうべきものが、非常に強力な罠になっています。落とし穴の底は泥沼になっています。この落とし穴にはまると大変です。成績は上がらないです。

授業でやったことを先生から聞かれます。「今日やったことはわかりましたか?」「はーいわかりました。」「問題の解き方がわかった人?」「わかりました。」これです。授業を受けて、授業の内容がわかった、問題の解き方がわかったということで、終わっちゃうからダメなんです!!

こういうことを伝えると、親御さんやお子さんから、授業を受けて、授業の内容がわかった、問題の解き方がわかったのだからいいじゃないか、といわれることが多いです。

ですが、授業を受けて、授業の内容がわかった、問題の解き方がわかっただけではだめなんです。なぜなら、それではわかることをゴールにしてしまって、できるところまで行っていないからです。つまり、それは勉強とは言えないわけですから(∵定義と違います)。必然的に、成績は下がることはあっても、上がることはありません。

できるというところまでできて、初めて得点できる、つまり勉強ができる、成績が上がるんです(∵定義通りです)。

 

では、勉強ってどうするのか?

理想のパターンで説明していくと、学校の授業によってわかるようにするということです。そしてそのあとに問題を解くということ、復習をするということで、できるようにするんです。わからないからわかるになって、わかるからできるようにするという流れが勉強です。これを忘れないでください。わかることをゴールにするんじゃなく、できることがゴールなんですよ。本番で使えるようにしてください!!

本番で使えないことをしているほど時間の無駄はないと、我が家の基本方針では考えています。できるまでいかないと意味がないんです。

できることを目指してください。落とし穴にはまらないでください。この考え方は非常に重要ですよ。

この考え方がわからないと成績が上がるようになりません。今も、私が小中高校生の頃も変わらない考え方になります。

皆さんのお子さんの中には次のような子がいませんか??

  • 授業の受けっぱなし。
  • 塾の授業受けっぱなし。

 

ただいま!!

おかえりなさい!!学校どうだった?

いつも通り、楽しかったよ。

授業わかった?宿題は?

わかったよ。宿題あるけど、ドリルだけだから

友だちと遊んでくるね。あとで必ずやるよ。

わかったわ、行ってらっしゃい。

・・・・・・・これでは・・・・

ただいま。おなかすいた。

おかえり、すぐにごはんにするからね。塾の勉強はどうだった?

よくわかったよ。

そう。宿題あるの?

得にないよ。明日早練だからご飯とか済ませたら寝るね。

わかったわ。

・・・・・・これでは・・・・・

これではうけっぱなしですね。成績は上がりません。要注意です!!

この2つに該当するお子さんは、勉強の定義から外れてますよ。わかることが重要ではないんです。できることが重要なんです。落とし穴にはまって、しかもぬかるみから抜け出せなくなっていませんか。非常によくある重要なことなので今後も話の途中途中に入れていきますね。

くり返します。本番で使えないのでは勉強ではありませんから。

 

本日の内容を音声で聴きたい方はこちらです

 

 

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