勉強が苦手な子、できない子かもしれません。

教育 親が教える 勉強って

勉強の苦手な子、できない子かどうかを確認してみよう。

このタイトルは嫌ですが、我が子が勉強を苦手に感じているか、勉強ができないのかを、親が知っておくことは大切です。よく言われている事項についてあげていきます。お子さんが当てはまるものがあったら改善していきましょう。

 

  • 机に向かうまでの時間、勉強し始めるまでの時間が長い。
  • 勉強している時間が長い。
  • メモを取らない。
  • 学校からもらうプリント類をなくす。または行方不明にしてしまう。
  • 忘れ物が多い。
  • 時間がないということが多い。またはもう口癖のようになっている。
  • 不規則な生活習慣。
  • 勉強がしやすい環境がない。

 

以上8つ挙げてみました。それぞれについて少し見ていきますね。

 

机に向かうまでの時間、勉強し始めるまでの時間が長い。

勉強を始めるのに時間がかかってしまう状況がこちらです。どうして時間がかかってしまうのか?子供は正直ですよね。嫌いなものやできないものを自ら率先して行うことはなかなかできるものではありません。

大人だって同じ気持ちになるじゃないですか。違いがあるとすれば、大人の場合は、たとえできないこと嫌いなものであっても、必要とあらば行動しないといけないということくらいでしょう。

本当は、そういった大人の苦労する面ですら、これからの時代には必要ないと私は思っています。ですから余計に我が子には、勉強ができる子になってほしいんですね。いかなることにも解決策を見出す行動をとり続けてほしいからです。余談でした。すみません。

話を戻して、お子さんの勉強を開始するまでの時間が長い場合は、勉強が苦手、嫌いだと考えてください。勉強することに意味がないと考えてしまう手前、もしくはすでにそう思ってしまっているかもしれません。なるべく早く見つけて対処しましょうね。改善していくのに時間がかからないほうがいいですからね。

自学自習していくレベルはまだまだ先にある状況です。けれど宿題はやらないといけません。ここは親が踏ん張りどころですよ。

私が子供のころ、私のお友達や周囲の中にもありましたが、宿題すらやってこない子供もいましたし、それに対して親も諦めてしまっているケースも複数ありました。学校から何を言われても。。。改善しないケースです。

それも人生、あれも人生です。けれど、該当しているお子さんが中学校卒業後、ないし高校卒業後、「学校へ行っていたらな。。。」と口にしていたら悲しくありませんか?

私は悲しかったです。友達は気づいていないんです。その今の気持ちや体験を人のために役立てることができるということに。冷静になって考えることが出来さえすれば、たとえ後悔しても人に役立つ人間であり続けることはできるんですよね。

昔と違い、今地域住民との交流は少ないしとうかほぼありません。ネット上でのつながりは増えています。これはもろ刃の剣で利用の仕方を間違えると怖い人との交流手段です。ネットの話は置いておきます。

私が子供頃はまだまだ近隣の方々から怒られる、注意される環境下でした。怖いおじさんが良くいたものです。近くには本当に怖いおじさんやお兄さんが商売していることも多かった地域で育ったからかもしれません。

そういった方々が言うんです「そんなことはやめたほうがいい」と。でなんでと聞くと「俺のようになっちゃうからだ」とこれってすごい説得力があります。すみませんまた脱線しました。いつものように。。。。なんでこういう話になったかといいますと、昔、いわゆる今日から俺は系に流れていった友人のうちの何人かを思い出したからでした。

話を巻き戻します。そうそう宿題はする必要があるじゃないですか(※私は宿題をだす先生は好きでありませんが。)、それを利用してお子さんが机に向かう習慣をみにつけさせてください。

宿題の内容は、小学校なら漢字や計算ドリル、中学校なら学校配布のワークというのが通常です。とにかく簡単なドリル、ワークからはじめればいいんだよと机へ向かうように誘導です。

5分、それが無理なら何とか2分でOKです。そこから始めましょう。親御さんは本当にここは大変ですよ。でもやりましょう。苦手なことに向かう子供のほうがしんどいですからね。

 

勉強している時間が長い。

これ矛盾しているように聞こえますが、意外にも勉強時間が長いとまずいケースがあるんです。そのケースが勉強のできない子のケースそのものです。

大人でも正直集中して取り組むのって難しいですよね。ましてや嫌いなことだったらなお更ですよ。だとすれば子供はどうでしょうか。きっと苦痛極まりないのではないでしょうか。

子供が1時間勉強しています。それをチェックしてほしいんです。もちろん、1時間きっかり勉強をできていれば問題ありません。その子は勉強のできる子です。もしくは勉強をすることを苦手にしていないどころか、子供なりに勉強することの楽しさを理解しています(無意識であれ意識的であれ)。

けれどどうですか、失礼な言い方ですが、わざわざこのページを探していただき、こちらで情報を得ようとしている親御様とすれば、我が子が勉強が苦手かどうか嫌いかどうかを気にかけていらっしゃるはずでしょう。

集中力は個人的な問題ですので、10分、20分、30分でしょうか。30分できるのであれば変な話かなり優秀ですよね。でも一時間机に向かっていたら30分は無駄にしているに過ぎないんです。なのでこの点が勉強のできない子に当てはまってしまう傾向にあります。

勉強のできる子は、最低一時間に対して50分程度はくらいついています。好きな分野等であれば夢中になりすぎているので1時間が「もう1時間たったの?」となっていますよ。

勉強ができる子は1時間くらい上手に集中しますが、本来の勉強は、実はもっと短い時間を有効に活用するスタイルになります。これは別の機会にまたお話できればしますね。

親は何をすればいいのかについて話しますが、これもチェックしてほしいですね。このチェックは正直いろいろな理由から難しいかもしれませんが、親御さんの努力範囲にすぎませんので何とかしてください。今日は疲れているとか駄目です。

お仕事がお休みの日やとにかく子供の勉強している姿を目撃できる瞬間に集中してください。何を見るのかは、勉強のトータル時間と集中度です。覗き見るようになってしまうなど難しい面もあるのですが、トライしてください。

私の場合、「何してるの?」って煙たがれる方法でしか調べられませんでしたが、それでも集中度具合や字を丁寧に書けているかなどをチェックしました。10分後、30分後、50分後と(※50分後はあえてやらないこともあります)。

 

メモを取らない。

小学生でメモを取る習慣のある子は少ないですが、それでも高学年になるにつれノートをしっかり利用する子、教科書を汚くする子は出てきます。

私の娘は残念ながらこの傾向は教えていなかったためなのかありませんでした。ノートは丁寧に書くもの、教科書は汚さないとどこで覚えたのか間違った方法を覚えた様でしたね。

私はこの時点で修正改善しました。学校から何か言われたら「お父さんがそうしなさいと」とパパを悪者にするように言いましたね。

メモを取るとはメモ帳を利用して何かをメモするということではなくて、板書をただ写すだけのノートや先生に言われたところだけに線を引いたりしていませんかということです。チェックしてくださいね。

正直、お受験組では我が家はありませんから、ここまでのチェックは必要ないかなと当初は思いました。ですが、大人になってから考えることができる子供に育ってほしいと考えた場合、少しでも勉強ができるようになるには、メモできる力は必要だと思いなおし、指導した次第ですね。

中学生である長女には、十分に伝えています。次女にも聞こえるように指導してます。そのほうが次女には効果的ですからね。次女はいい意味でずるがしこく育ちますよね。長女はいつも初めて聞く内容ですが、次女は二度目になります。回数が多い分頭に残りやすいんですよね。

また脱線しますが、長女が勉強ができるようになると大抵のことは長女が次女の先生になり始めるのでこちらも効果があります。長女は基本の理解ができているかを確認できます。次女は比較的早く疑問を解決できます。相乗効果でしょうか。

けれど問題点も実はあります。次女はネット検索のつもりでお姉ちゃんを頼ってしまう点です。これはどちらにもよくありません。お姉ちゃんはなんでもかんでも聞かれます。面倒くさくなります。妹は自分で調べなくなります。簡単に聞けば答えが出てくる便利な辞書がそばにいるからです。ですので、親はここで必ずお叱りを入れます(笑)

話を戻します。

メモを取る子がメモを取らない子よりも勉強ができる傾向にあることは否定できませんので、こちらも併せてチェックしてみてはどうでしょうか。

 

学校からもらうプリント類をなくす。または行方不明にしてしまう。

これはチェックすることはなかなかできません。常時お子さんが家にいるときに親御さんもいるのでしたらその場で確認できますが、実際問題それができるご家庭は少なくなっていると思います。

親御さんが帰宅した際に、学校からの手紙、連絡の有無を確認することはよくある光景だと今でも思います。その際に、お子さんが、ちょっと待ってと探して持ってくるなど時間がかかる場合もあるかと思います。

問題なのは、学校の授業で各教科で配布されるプリントがどこにどのような状態で毎日整理されているのかを確認をしているでしょうかということです。毎日する必要はありませんが、一度確認してください。

きちんとファイルするなどして保管されているならば心配はありません。でもどこにあるかわからないし、なくしているし、ぐちゃぐちゃだし、となると問題です。非常にもったいない。もしきちんとファイルしておければ、それはそれで基本事項のオリジナル参考書くらいになります。しかも中学生ならば、定期テストで役立つのです。直接そのプリント類から出題されることが多いのが学校の定期テストですから。

なので、帰宅後すぐに学校からの配布物は、親御さんへの手紙等を含めてすべて最初にカバン等から出して、整理整頓する習慣づくりをしてください。

 

忘れ物が多い。

学校から忘れ物が多いと注意を受けたことはありませんか。こちらも勉強が苦手な子、できない子に多い傾向があります。前述の整理整頓ができない(プリントの保管ができていない)子にありがちです。あわせて確認してみてくださいね。

 

時間がないということが多い。またはもう口癖のようになっている。

これは親からするとイライラすることでしょう。

中学生くらいになれば顕著な傾向として現れます。習い事の多い小学生でも多いでしょうか。

勉強ができる子の言い訳と勉強ができない子の言い訳では根本的に違います。

計画力のある子なら心配ありません。そうは言いながらも自分で調整して取り組むので大丈夫です。親が助力することがあってもわずかなことでしょう。問題は計画力のない勉強のできない子です。

部活で忙しい。ゲームをしたから時間がない。友達と遊んだから時間がない。とならべて時間がないを口癖のようにして親に伝えはじます。これが厄介。

この場合、親が叱るなり、助言するなりが必ず必要です。ただ、やってはいけないのは、子供が言い出した時間がないの理由を否定してはいけないということです。子供にとっての重要事項を否定しないでください。大切なことは計画力のない子に計画力を養うことが目的だからです。

勉強ができる子は、間違いなく両立が上手です。友達と遊ぶことも計画して決めます。中止になっても再調整して遊びます。部活その他ほぼすべて調整していくことができます。親はその都度こどもの年齢に応じて悩む対人的な問題に少しアドバイスしていくだけで足りると思います。この担当は我が家は娘なので、妻が中心になって行っています。私はいつも最後の味方だと笑いながら伝えているだけです(笑)

計画力のない子にしてみると、勉強をするために今やりたいことが犠牲になる要素が強いんです。そこに頭から親に「勉強のほうが大事」だと自分の中の重要事項を否定されたら委縮してしまうかもしれませんし、卑屈になるかもしれません。

そうではなく、「ゲームは楽しいよな。パパはこのアニメーションの画が好きだから、このゲームをやっているけれど、〇〇はどんなゲームが好きなんだと」聞いてみることが大切です。子供にしてみれば、「何を見え透いたやり方で近づいてきて」と思っているかもしれませんが、入り口としては十分です。そしてその後は一切ゲームを否定せずに、勉強を優先するように伝えながら、計画して行うように繰り返し指導するしかありません。

家庭学習から教育貧富の差が生まれるのは、実はここの取り組みにあると思っています。実際に金銭面で家庭での差が生じている事実は否定しませんが、それ以前にどのように家庭学習環境が成立しているかの問題の方が優先されます。むしろ幼稚園や小学校入学時に教育格差が生まれている原因はここにあるといっても言い過ぎではないと思っています。

得てして、この点があいまいといいますか、まだ小さいから叱ってもわからない、子供が理解できないうちに叱っても意味がないと言っている親御さんの多くが、入学後に学校任せにする理由を述べていることが顕著なのでわかるかと思います。これをお読みの方で、もし学校の問題とされている方がいましたら申し訳がありませんが基本的にはその考え方には賛同しえません。

お父さん、お母さんがお子さんに計画力を身につけさせていくことは難しいことでしょうが、子供にとってもなおのこと、実社会に出て働く際には非常に役立つ知識でありスキルだと思います。学校で学んでいくこと中でも特に実社会にて使えることなので、非常に重要なことだと思いますよ。

 

不規則な生活習慣。

相談されて聞いてますと、お勉強のできない子の生活習慣はできる子よりも乱れています。まず、同じ時間で寝ることと早起きができません。学校へ行くのにあたふたしなければならない時間に起きています。中には朝食を抜かれることもあります。これははっきり言いますが親のせいです。親御さんと同じ生活サイクルをまねているように思います。一時期あったテレビドラマなどでご飯を食べずに学校へ行くシーンや会社に行くシーンでも再現しているのでしょうか。

親御さんが明日休みだから休みの日の前日に夜更かしをするなどは構いません。好きにしてください。私もわからなくもありません。遅く帰ってきて、朝帰りしてお昼過ぎまで寝ている。よくてもせいぜいブランチですか。ですが、ここに子供を巻き込む必要性はないでしょ。いい加減にしてほしいですね。

大人はいいですよ。不規則であっても。大人ですから必ず自分で責任をとれるでしょうから。大人ですから。でも子供は違うんです。大人のリズムに巻き込まないでほしいですね。せめて子供には不規則な生活習慣をさせないでくださいお願いします。子供のうちからそんな不規則はいりません。

早寝早起きの習慣を教えてください。みにつけさせてください。お願いします。少なくとも中学生までは深夜帯に寝る必要性がありません。計画力のあるお子さんに育てるための基本だと思います。

学年が進み高校生以降になれば深夜帯で寝ることもあるでしょう。それでも、高校生であっても、基本は早寝早起きの習慣作りを優先すべきだと思います。親の都合でこの点をおろそかにしている家庭が増えているので注意喚起させていただきました。

 

勉強がしやすい環境がない。

言葉の通りまったく学習する環境がない場合は早急に作ってくださいね。場所は自分の机に限定するする必要はありません。子どもが望むところで勉強すればいいと思います。我が家は寝転んでまで入れています(笑)。基本は勉強机とリビングのテーブルです。

子供の意志の弱さもありますので、得意な科目から勉強すればいいよなど助言することも必要かと思います。図書館で勉強するのもありです。友人と勉強するのもありです。

子供が一番モチベーションをあげて勉強できるように複数のパターンで勉強できるように見守って下さい。

最近ではTwitterを利用して今日の勉強がどこまで終わったかを宣言したり、その前に取り組む内容を宣言してから勉強し、最後に報告をするやり方もあるようです。とにもかくにもモチベーションをあげて保てる方法を取り入れていきましょう。

本日は以上です。

 

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