中学生で勉強ができない子、苦手な子。。。
娘が中学生になったので、同級生や学年の上の子の様子から勝手に感じたことを記します。
下記の二点が目立つので、それを改善するためにどのように勉強をしていけばいいのかを述べますね。
- モチベーションが低い、モチベーションがない。
- 自信がありません。
モチベーションがない!!
勉強が「どのように自分のためになるのか」を分かっていない。なので、好きな運動なり、好きなお友達と一緒に遊ぶ、ゲームをする。このようになってしまうのは当然です。
勉強が「どのように自分のためになるのか」わからないから勉強をしないんです。
だって勉強がわからないんですから、興味も薄く、面白くないものに人は興味を抱きません。加えて、勉強はしなければならないものという角度から注意されたりするので、授業中に寝てしまう子もいるのです。※私立中学ではそのような子はいないかと思いますが、公立中学では各クラスで見受けられる様子です。
ですので、親が子供に「勉強をすることで将来どんな効果があるのか」を教えるなり、そのことを子供本人に考えさせるような質問をするなどしないといけないと思います。
できれば、この点に関しては特に、学校の先生方にも機会を作って話してほしいところです。しかし、現状学校側でそのような話がなされるケースは少なく、あっても全校生徒対象、よくてクラス全員対象くらいで生徒個人個人対象とまではいきません。
ここまで学校の先生に求めるのは難しいのでしょう。残念です。ここは親御さんが頼りですよ。
ぜひ、「勉強したおかげで、こんないいことがあるんだよ。こういう風にできることがあるんだよと。」という実社会でのお話を子供にしてほしいですね。希望を持たせてやる気につなげていってほしいですね。
自信がない!!
モチベーションがないので、当然自信がない子になってしまいます。
どうせ勉強してもわからないから、勉強しても無駄って話ですね。
けれど、どうですかね?これが本当なら勉強することって無駄に過ぎません。
彼らは比較的簡単にテストの点数が現在よりも上がることを知らないんですよね。もう少しやればできる部分があることを見ているのに気が付いていないんです。
それは、自分自身が自信を無くしているからであり、親や先生などからこの現状で勉強を強いられるからです。このような状況下では勉強する内容をどうすればいいかや、勉強の仕方を学ぼうとは決して思いません。
このような子供に勉強を教えることは、正直に言って、公式を暗記するようになど、すべて暗記を強いてしまうだけで、意味がありません。
では何を勉強するのか??
矛盾してますが、答えは「暗記」です。今、公式の暗記のようなすべてを暗記する勉強を否定したのにですが、答えは「暗記」ともう一度言います。
正確には反復トレーニングの計算問題と漢字の問題では100点をとれるようにすることです。単純な暗記を推奨している部分は、歴史、地理といった名称などを暗記することです。
なぜそうするのかといいますと、できる問題をつくるためです。
どんなに勉強のできる子供でもわからない問題はあります。絶対にあります。わからないことがわかることも勉強ですが、正直なところ、わからない問題をいくら考えてもわからないことが多いはずなんです。
それならば、そのわからない問題は今はできなくていいんですよ。大切なことは、その問題を解けるようになるために、自分がわかるところまで戻って勉強することなんです。少し勉強すればできるところまで戻る、自分で調べればわかるところまで戻る。そのあたり問題は70点~80点くらいとれていることが多いです。80点取れているならその問題はできる問題として考えてもいいですが、できれば90点以上100点までにしましょう。
そこまでいけば、自信をもってできると言うことができるレベルです。できる問題を増やせたことになるんですね。
わからない問題を何度も、がたがた言いながらやるくらいなら時間の無駄になるのでやめてください。自分がわかるところまで戻って、そのレベルの問題を90点以上にする。つまりできる問題を増やしていくことです。わからない問題を勉強し続けて自信を無くすなんてことは絶対にダメですよ。
とにかく戻る。わかるところまで戻る。戻れるところまでとことん戻るんです。そしてわからないところを自分で調べて勉強していく。この勉強スタイルを習慣づけてできるところをどんどん増やしていくことで、勉強に対する自信をつけていきましょう。
勉強ができない子供は基本ができません。
勉強が苦手な子供のみならず、親御さんも勘違いしているかと思うことに、難しい問題を解くのには必ず、そのために必要な解き方がある。と思っていませんか?
確かにそのようなこともありますが、ほとんどは、基本的な力基本的な学力の組み合わせで解いていくようなものばかりです。
わたしも実は難しい問題にはダイレクトに解ける方法があると思っていました。けれど、勉強をよくしていた時期に、最高水準問題集などを使っていたのですが、その際に、標準問題までは比較的まだダイレクトに問題が解ける傾向がありますが、このあたりからもすでに基礎力の組み合わせ問題も多く出題されていました。
入試問題レベル等の難しい問題では、解けずにイライラしながら解答を読み、参考書を片手に見つめていました。そのうちに気づいたのです。基本的な知識や解き方の組み合わせで難しい問題は解いていくものなんだと気づいたのです。
中学生の問題なのに、小学生での知識を使用する問題も多いんですよね。なので基礎力がないと何をどうしたらいいのかすらわからないんですよ。
そのことに私はあるときに気づいたから飛躍的に成績が伸びてきたんですよね。
その後は、さえなく終わってしまったのですが、間違った勉強の仕方をしたからこそさえなくなったと認識できたので、私がどんなおじさんかを記している通り(自己紹介など)、自分の娘だけには教えておきたいと願って始めたのが、このようなサイトを作成している理由です。
話を戻します。
もし、中学生の問題でわからない問題がある場合、難しい問題はなおのこと、実は小学校での知識がおろそかになっていることが原因となることが多いんですよ。
だからこそ、恥ずかしがらずにできるところまで戻るんですよ。それがたとえ小学校レベルであってもです。決して恥ずかしいことではないのですから。よくある数学でつまづく理由に、小数の計算や分数の計算がありますよね。
たとえば、計算問題の 35ab÷5a= という問題ですが、これをダイレクトに解こうとすると難しくなりますよ。もちろん、勉強が現在できる子には難しくない問題です。ですが、そうじゃない子には難しい問題です。
これは、35÷5という小学校で習う割り算の力と、ab÷aという中学校で習う文字式の力を組み合わせて解くんですよ。どちらも基礎的な知識です。その組み合わせで解くんですよ。
これをこのように細かく見るのではなく、35abを5aでそのまま割ろうとすると(そのままダイレクトに解けると)考えると、まだまだ基礎力が乏しいうちや勉強に自信を無くしてしまっている子供には難しい問題になってしまいます。
簡単な問題ではありますが、これは実際に入試問題に出る計算問題レベルなんですよ。
このように問題を解くのは、まるでパズルような感じなんですね。これに慣れてくれば、ダイレクトに解いているように思われるほど、勉強ができるようになります。
こういう話をしても、それは勉強ができる子供だからできるのであって、そうじゃない子供には無理、難しいと思う方がいるかと思います。
ここで私が思うことを一つ申し上げます。
「自分に何が必要かがわかり、その必要なものを取得するための取り組みを行える人が目的をかなえることに近づくんです。」
勉強ができ、国公立大学を中心に私学上位大学に合格された友人や知人を見てきましたが、共通していることは、ただ予備校や塾に通う人はいませんでした。入試科目の全科目を学ぶ総合コースを選択するような人は数名です。
自分に何が必要かを考え、効率的に塾などを利用していました。単科受講をするなど自分自身のことをよく把握している方が多かったです。これはあることができるようになっていたからなんです。
何をお伝えしたいのかといいますと、自分自身で家庭で学習することができない限り、塾へ行って勉強をしようが、家庭教師に勉強を教わろうが、通信教育を受けさせようが、学校の先生に教わろうが、成績は伸びません。ほぼ間違いありません。
家庭で自学自習できるからこそ、塾や家庭教師、通信教育等が活きてくるのです。活用できるのです。
本番に使えない限り、勉強している時間が無駄になります。本番で使えない限り、その時間は遊んでいるのと変わらないと言ってよいほどです。
勉強がわかるようになるためにする勉強しかしないなら意味がないのです。それは本番で通用しませんから。
どんな形でもいいですが、勉強がわかったなら、次に、そのわかった部分だけはできるようにしないといけないのです。できるようになるとは本番で通用するということです。つまり、試験の問題が解けるということです。
そのためには絶対に家庭で学習できないとその力を身に着けることはできません。
この話は大事な話なので別の機会に必ずお話しますけれでも、
スポーツでも同じだと思います。サッカーボールだけ渡しておけば、サッカーがうまくなりますか?プロになれますか?バットとボールだけ渡しておけば、野球がうまくなりますか?プロになれますか?
多分無理です。
勉強も同じですよ。教科書やノート等を渡しておけば勉強ができるようになり、受験に成功しますか?無理です。
スポーツも勉強も取りくむ方法を知らないとだめです。やり方、仕方を知らないとだめです。オーソドックスな勉強の仕方を身につけて取りくみましょう。
細かな暗記の仕方には違いがありますが、中心的な勉強の仕方には違いがありません。※耳から聞いた方が覚えやすいなら音読しましょう。目で見る方が覚えるならノートなどにたくさん書いて覚えましょう。といった記憶方法の違いは利用してもいいです。
本当の意味での勉強の仕方を覚えることが先ですよ。そして必ず自信をもって試験に臨めるようにしてください。